ESP-WROOM-02を昇圧電源回路で乾電池2本(2.4V)駆動
ESP-WROOM-02は、3.0V~3.6Vの電圧で動くとありますが(つまり3.3Vで使えってこったね)、どうやら瞬間的に350mAぐらい使うので、それを流しても電圧があまり落ちないぐらいのタフな電源でないとリセットがかかってしまうとのこと。
ねむいさんのぶろぐ | ESP-WROOM-02を使ってみる3 -そんな電源で大丈夫か-
ところで、こういうマイコンって乾電池2本ぐらいで動かしたいですよね?
定番の昇圧電源回路
いつも使っているHOLTEK HT7733Aの昇圧電源回路があるんですが、
akizukidenshi-ogp-injector.dtpwiki.jp
これはうまく設計すると200mAまで出せるというICで、ブレッドボードで雑に作ると200mAなんて出ないわけですけれども、Atmega328と7セグメントLEDの回路ぐらいならこれで動きます。しかし、ESP-WROOM-02は起動すらしない。
秋月電子の他の昇圧電源も3.3V/500mA付近は出ない
akizukidenshi-ogp-injector.dtpwiki.jp
akizukidenshi-ogp-injector.dtpwiki.jp
を手持ちで持っていますがやっぱり500mAは無理。
TPS63000でパワフル昇圧電源
そこで、TPS63000が組み込まれたストロベリーリナックスの昇圧回路を使ってみました。スペックを見ると、
- 出力電圧:3.3V(はんだジャンパで5Vに変更可)
- 最低起動電圧:1.8V
- 入力電圧:1.8V~5.5V
- 最大出力電流:0.8A(入力2.4Vのとき)
となむ。
TPS63000 昇降圧DC-DCコンバータモジュール(3.3V/5V) - TPS63000 - ネット販売
こんなかんじ
エネループ単四乾電池でも動く。ちなみに動かしているアプリケーションは10分ごとにHTTPでjson取得してマイコン内蔵RGB LEDをRGB値の通り光らせて、ESP-WROOM-02自身はdeep sleepに入るというもの。
停止した時点で負荷つなげたまま入力側(電池)の電圧を測ったら1.7V程度。
ニッケル水素蓄電池の終止電圧が1.0~0.9Vと設定されることが多いから、2本で2.0V~1.8Vから比べるとちょっと下がっているけれども、まだセーフかな?