2016年時点で3G-USBモデムは中国から8ドルで買えるが当然技適なし
国内の3G-USBモデムの事情がすこぶる悪く、
- 新品はSORACOMが販売するABIT AK-020がソラコム直販で¥4,980が最安
- キャリアから製品がたくさん出た時期とIoTで需要が膨らんだ時期がズレ過ぎて中古端末の価格も新品よりも高い
となり、6年前黒埼のハードオフで500円でL-05Aを入手した頃とは様相が変わりすぎているわけです。
一応ソラコムのAK-020がスイッチサイエンスで売っているのでリンク。すごいどうでもいいことなんですけれどもこれに入っているSORACOM AirのSIMの登録有効期限が2016/8/31になっているんでスイッチサイエンスは8月中に販売しきらないと腐るんじゃないですかね(見切り品チラッチラッ
一方、みんな大好きAliExpressだと、$8ぐらいでHSDPA モデムとして売られていわけです。おなじ商品がAmazon.jpだと2,000円ぐらいですね。
※注意! 下記から買っても日本国内では使用が許されていない
HSDPA USB2.0 7.2Mbps 3Gワイヤレスネットワークスティック SIMモデムドングル SDカードスロット
- 出版社/メーカー: Refaxi
- メディア: エレクトロニクス
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Pumpkin 3G USBドングル USB無線アダプタ ミニ WiFi スティック 7.2Mbps WCDMA HSDPAモデムTF SIMカードスロット付き
- 出版社/メーカー: Pumpkin
- メディア: エレクトロニクス
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ELEGIANT 3G USBドングル USB無線アダプタ ミニ WiFi スティック 7.2Mbps GSM WCDMA HSDPAモデムTF SIMカードスロット付き
- 出版社/メーカー: ELEGIANT
- メディア: エレクトロニクス
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仕様としては、HUAWEI E1750互換らしいので、外国のインターネットにいっぱい出ている接続設定情報を流用すれば、国内MVNOの回線でも接続できると思うんですけど、これら日本の技適マークついていないので、日本においては電波暗室以外で使うと違法となっちゃいます。
中国からの送料込みで$8ぐらいという単価が知れている状況で、国内の端末が¥4,980っつーのが辛いし、IoTとして大量にプローブ的な子機を準備したいのであれば3G-USBモデムもコンポーネントとして安価に調達できてほしいなあと思いました。Raspberry Pi Zeroが$5で、通信SIMが月298円なのにモデムで5,000円とかなんだこれ。
同様に、USBタイプの3Gモバイルルータに関しても国内事情がいささか辛いですね。USBスティックがWi-Fiアクセスポイントと3Gモデムになっていて、一度PCで設定すると、USBスティックのUSB端子をUSB電源に挿しておくだけでルーターになってくれるタイプ。
国内の製品だと、
ピクセラ LTE対応USBドングル ホワイト PIX-MT100
- 出版社/メーカー: ピクセラ
- 発売日: 2016/06/17
- メディア: Personal Computers
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外国の製品だと、※注意! 下記から買っても日本国内では使用が許されていない
【K&W】Huawei 新モデルE8231 (E355の進級版) 最大21.6Mbps E8231 モバイル Pocket WiFi ルーター【SIMフリー ホワイト】[並行輸入]
- 出版社/メーカー: Huawei
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とか。(☝なんか、SIMを入れて一回設定終わっておけば、Wi-Fi経由でなくても、Raspberry Piに usb-modeswitch
をインストールしてUSBポートに挿すだけで eth0
としてインターネットにつながるらしい。pppとか関係ないのな)
これは、ある見通しの効く空間の中心部(ハブ部)に置いておいて、Wi-Fi搭載のIoT子機のデータを3G経由でインターネット送信をさせたいわけです(楽したい人向け)。これも内外価格差が大きいので、技適のルールさえなんとかなっていればぐぬぬ、という感じです。
以上、個人で電子おもちゃを作り始めて初めてわかる技適の辛さでした。