はじめての8pin IC Lチカ(タイマIC 555使用編)
8pinのICが手に入ったので、早速LEDをチカチカさせる、略してLチカを実行してみました。
使ったのは8pin AVRマイコンとかではなく、タイマIC 555です。昔バックアップ活用テクニックで555を使用した連射回路とか書いてあっても地方だと入手できなくて涙をのんだアレです。ここで雪辱を果たしましょう。
回路に関しましては、マルツ様のページを参考にしました。
部品表としては、
部品名(秋月電子通商) | 価格(税込) |
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タイマIC NE555N 5個入り | ¥100 |
3mm黄緑色LED OSNG3133A 100個入 | ¥450 |
積層セラミックコンデンサ 0.1μF 10個入り | ¥30 |
積層セラミックコンデンサ 0.01μF 10個入り | ¥100 |
積層セラミックコンデンサ 0.47μF 1個 | ¥20 |
抵抗 1MΩ 1/4W 100本入り | ¥100 |
抵抗 150Ω 1/4W 100本入り | ¥100 |
ブレッドボード | ¥130 |
電池ボックス 単3×3本 端子Bスナタイプ | ¥50 |
配線 適量 | ありもの |
積層セラミックコンデンサの0.1μFは、パスコン用途で鬼のように使うので、ものすごく安いです。あと、LEDは、たくさん入っていて暗くて安い奴のほうが燃えてもダメージ低いのでお勧めです……
部品名(マルツ) | 価格(税別) |
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電池スナップ(先がピンになっているもの) | ¥60 |
電池スナップから出ているコネクタの先がコンタクトピンになっているタイプはマルツの店頭で売っていたのですが写真のようにブレッドボードに刺せるので、こちらのほうがお勧めです……
なお、555の1ピン・GNDと8ピン・VCCにまたがって配置されている0.1μFのコンデンサはノイズ除去用のパスコン、5ピンとGNDにまたがって配置されている0.01μFのコンデンサは、555のタイマの出力を別の信号に応じて揺らすときに使う入力を一定にするためものなので、これらはLチカのようにすぐにほぐしてしまう回路ならば実質不要で、外してしまうとこんな感じです。
何はともあれ、これに3.6V電源を入れてあげると、普通に点滅し始めます。
点滅間隔や周期を変えるには、コンデンサと抵抗を変更する必要があります。それに関してはアナログ回路の単純さというか面倒くささがありますけれども、ICの動作電圧範囲が広いので、例えば12VのDCファンの速度を下げる時にタイマICを使い電流が流れる比率を変えて制御するときの、矩形波の発生源として簡単に投入できるなど、メリットもあります。
一方、マイコンを使うと、動作電圧が限定されるというデメリットがありますが、点滅の速さはプログラムで自由に変えられます。別の機会に、同じ8pinのICでもマイコンであるATtiny 13Aを使って、プログラムでLチカするやつをやってみたいと思います。