M.C.P.C. (Mamesibori Creation Plus Communication)

印刷屋から五反田のWeb屋に転職したCLのブログです。

Pentium G3258とH81/H87/H97チップセットマザーボードでWindows 10 Insider Preview 10162がブートできない

追記:正式版までには修正されたようです(うちの環境では直ってる)

普段使いのマシンのダウンサイジングを画策していて、とりあえずMicroATXでH87マザーボードPentium G3258で組んだシステムをMiniITXのH81マザーボードPentium G3220にしたのですけれども、もとのマシン(つまりH87+Pentium G3258)に折角だからWindows 10を入れてみようと思ったら、Windows 10 Insider Preview ビルド 10162 ISOだとUSBフラッシュからブートしない。CD-Rからもブートしない。

しゃーないので、MiniITXのマシンのほうでUSBフラッシュとHDDをつなぐと、普通にブートして、インストールできる。このHDDをMicroATXのマシンにつなぐと、ブートしない。

「ありゃあ、マザボ壊したかな?」と思い、ドスパラからH97マザーボードを調達して、MicroATXの筐体に組み込んだのだけど、ブートしない。

「???」となって、UbuntuとかCD-Rに焼いてブートさせると、普通に起動する。

ここで、海外のサイトをあたると、どうもブートできないといっている人たちがみな「Pentium G3258」を使っているっぽい印象を受ける。マザボじゃないのか!

これを受けて、MiniITXのマシンのPentium G3220をひっぺがして、MicroATXのH97マザーボードに組み込みなおしたら、ブートした!

マザーボード チップセット CPU Win10 10162ブート可
ASRock H81-ITX H81 Pentium G3220
ASRock H81-ITX H81 Pentium G3258
ASRock H87M H87 Pentium G3220
ASRock H87M H87 Pentium G3258 ×
ASRock H97M-Pro4 H97 Pentium G3220
ASRock H97M-Pro4 H97 Pentium G3258 ×

○:ブート可 ×:ブート不可 -:試してない

マザボ買わなくてもよかった。メモリスロット増えたのでそういう方向で納得しよう。

それにしても、Adobe Creative Suite CS4の開発途中でPentium 4以降でしか動かなくなって、PentiumIIIのマシンだとベータ番号の途中でベータテストに参加できなくなったとかいう聞いた話を思い出した。

今回のWindows 10とPentium G3258の組み合わせは、定格周波数で使っていてブートしないっていうのだから、さすがに直ってくれるとは思います。

G3258(Anniversary Edition 3.20GHz) LGA1150

G3258(Anniversary Edition 3.20GHz) LGA1150

追記:

追記:

LGA1150対応H81/H87/H97/B85チップセットマザーボードでは、通常は倍率変更可能CPUのオーバークロックができないのですが、一部の製品では、メーカー独自機能としてオーバークロックができるようになっています。この機能が、「Windows 7 for x64-Based Systems 用更新プログラム (KB3064209) 」により無効になるとのことです。Windows 10 IPでの更新では、ブートアップ中にリスタートの動作になるということのよう

ソースは2ch

コメントでいただいた情報の通り、ASRock H97M-Pro4マザーボードで、Pentium G3258のコア使用を1にすることで起動できています。

タイトルを変更 「Pentium G3258(オーバークロック用CPU)でWindows 10 Insider Preview 10162がブートできない」→「Pentium G3258とH81/H87/H97チップセットマザーボードWindows 10 Insider Preview 10162がブートできない」

(2015-07-28 01:21追記)

Windows 10 TH 10240にいくつかのhotfixが適用された状態(msinfo32では"10.0.10240.16392"となっている)で、G3258での2コア&オーバークロック設定でブートできてます。正式版までに直ったね!